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【事例紹介】介護利用者にも身近になりつつあるIoTとは?

介護業界が抱えている課題を解決するためにも取り組みが推進されているAIやICT。

その取り組みのなかで注目されているのが「IoT」です。介護業務にも活用できる見守りロボットなどにもIoTの技術が搭載されていたりします。近いうちに利用者の生活環境にIoTツールが必須となるでしょう。

今はIoTについて知識が乏しくても問題ないと考えていても、そんな未来がきたときに自社のサービスに大きく影響するかもしれません。

そこで今回はIoTとは何か、という基礎から、どういったシーンで活用されているのか、といった事例についてご紹介します。

IoTとは?

IoT(アイオーティー)とは「Internet of Things」の略称で、モノのインターネットと翻訳されている技術です。

IoTはモノとインターネットを組み合わせて活用します。IoT化することでモノの操作や状態の把握、動きの感知やカメラ等で得たデータなどを活用することが可能です。

例えば、冷蔵庫をIoT化することで、冷蔵庫内の容量や保存している食材をチェックできるシステムもあります。他にも自動運転車にもIoT技術は必要で、IoT技術を使って収集したデータをAIに分析させることで事故の防止に役立ちます。

このように、IoT技術の活用場面は広がっていますが、その背景にはAIや5GなどICT技術全体が浸透しつつあることが挙げられます。先ほど紹介したように、自動運転車にはIoTとAIといった最新技術を組み合わせなければいけません。

その他の機器も同様で、IoTで入手したデータを活用することでよりサービスを向上できるため、IoTを搭載した機器が増えているのです。

そんななかで、介護業界にもIoTを活用する流れになりつつあります。その点も踏まえながら、以下の項目で解説する内容を見ていきましょう。

介護業界でIoT化を進めるメリット

介護業界とIoTはあまり関係ないように思えますが、実は介護業界にIoT技術を導入することでメリットは多いです。そこでここからは、介護業界でIoT化を進めるメリットを解説します。

スタッフの業務負担と精神的負担を軽減

介護業界でIoT化を進めることで、スタッフの業務負担と精神的負担を軽減できます。介護事業所で使用されるIoT機器には例えば、利用者の状態をお知らせしてくれるものが挙げられます。

この機器を導入すれば、通常はスタッフが利用者の様子を定期的に確認に行かなければいけないところ、通知に合わせてチェックできるのでスタッフの作業負担が軽減できます。また、IoT機器のなかには、ミスを指摘してくれるものもあります。

介護事業所では服薬やヘルスケアなど健康にかかわる業務も多いため、ミスが許されないというスタッフの精神的な負担は大きいです。その点、ミスを指摘してくれるIoT機器があれば人間のチェックとともにダブルチェックできるため、精神的負担を軽減できるでしょう。

ヘルスケアの質の向上

介護業界でIoT化を進めることで、ヘルスケアの質を向上できます。ヘルスケアは介護事業所の利用者が健康的な生活を送るための支援のことですが、IoTを導入することで利用者の健康状態のチェックやそれぞれに合わせたケアをしやすいです。

例えば見守りシステムの場合、利用者が退室していることが分かるだけではなく、そのデータから利用者の健康状態や介護サービスの変更などに活かすことができます。よく出歩く方であれば、もう少し歩行訓練を増やしてみたり、散歩の時間を増やしたりと利用者が過ごしやすいように改善できます。

それ以外にも、介護事業所では利用者の服薬もサポートすることが多いですが、服薬支援のIoT機器を導入することで服薬を忘れるなどミスを削減可能です。IoT機器うまく活用することでヘルスケアを向上できます。

介護業界におけるIoT化の事例

ここまでで、介護業界をIoT化するメリットを解説してきましたが、具体的にどういった機器が導入されているか気になりますよね。そこでここからは、介護業界におけるIoT化の事例を2つご紹介します。

事例① 服薬支援システム

1つ目のIoT化事例は「服薬支援システム」です。介護事業所では利用者の病状に応じて医療機関から服用された薬の服用管理も仕事です。

通常、服用はスタッフが念入りに確認したうえで行われますが、スタッフも人間なのでミスをする可能性はあります。薬を間違えて服用すると健康に悪影響がある危険性もあるため、間違えてはいけないというスタッフの精神的負担は大きいです。

その点、服薬支援システムを導入すれば、スタッフのチェックと合わせてIoT機器によるチェックも受けられます。例えば、ある服薬支援システムの場合、スタッフ・薬・利用者のQRコードを読み取ることでデータと照合できます。

事例② コミュニケーションロボット

2つ目のIoT化事例は「コミュニケーションロボット」です。介護事業所には多くの利用者がいますが介護施設の特性上、外部の人との関わりが少なく会話をする機会も減少しがちです。

そんななかで役立つのがコミュニケーションロボットです。コミュニケーションロボットはIoT機器で、問いかけに対して自然な応答をしたり、簡単なダンスをしたりと利用者を楽しませてくれます。

特にロボット特有の思いがけない会話も、普段あまり会話のない利用者にとっては新鮮で感情を動かされることでしょう。コミュニケーションロボットは利用者を楽しませるだけではなく、会話を通じて認知症予防期待できます。

まとめ

介護事業所として、利用者の健康やスタッフの業務負担を軽減するには、今回ご紹介したようにIoT機器を導入するなどして介護サービスに充てる時間を増やすことが大事です。

介護事業所の運営を改善していきたい方は、ぜひIoT機器の導入を検討してみてください。

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