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【クラウドorパッケージ】介護現場に介護ソフトを導入するならどっち? 

介護現場に介護請求ソフトを導入することで日々の作業効率アップに期待ができますが、実際にどのソフトを選べばいいか分からない方もいるでしょう。

介護ソフトには主に「 クラウド型」と「パッケージ型」がありますが、それぞれ特徴に違いがあります。

また、クラウド型とパッケージ型ソフトにはそれぞれメリット・デメリットがあるので、比較したうえで自社に合ったソフトを選ぶ必要があります。

そこでこの記事では、 クラウド型・パッケージ型それぞれの介護ソフトのメリット・デメリットを解説したうえで、選び方についてご紹介します。

クラウド型介護ソフトのメリット・デメリット

クラウド型介護ソフトはインターネット環境があれば利用できるため、最近ではクラウド型ソフトを選択する事業所も増えています。

ただ、クラウド型介護ソフトにはメリットだけでなくデメリットもあるので両面しっかり理解していきましょう。

ここからは、クラウド型介護ソフトのメリット・デメリットを見ていきます。

クラウド型ソフトのメリット

クラウド型介護ソフトはインターネットを介してサービスが利用できるソフトで、インターネット環境があれば事業所に限らずアクセスできるのが魅力です。

パソコン内にソフトをインストールするのではなく、提供業者が用意しているサービス内にアクセスすることで利用できます。

クラウド型ソフトを導入するメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

  • アップデート・メンテナンスなどのシステム運用を業者に任せられる
  • インターネット環境があれば接続可能
  • 一般的に導入時の初期費用が安い

クラウド型であれば導入した介護ソフトのアップデートやメンテナンス、データの管理・運用などを業者に任せることができるため、事業所の負担がかかりません。特に介護ソフトの場合、介護保険の改定など仕様変更に合わせて定期的にアップデートが必要です。

パッケージ型の場合は自分でアップデートをしないといけませんが、クラウド型ならソフト提供業者に作業を任せられます。また、セキュリティや定期的なメンテナンスなど知識がないとできない作業も安心して任せられるので、介護事業に専念できる点も魅力です。

また、クラウド型介護ソフトはインターネット環境があれば事業所のパソコン以外からでもアクセスできます。例えば、訪問介護など外出先で情報を閲覧・入力したい場合にもクラウド型なら問題ありません。

さらに、クラウド型介護ソフトは初期費用が安い点もメリット
です。クラウド型ソフトは月額制なので初期費用がさほど高くないケースがほとんどです。毎月の運用コストはかかりますが、導入時にまとまった支出がないというのはありがたいですよね。

クラウド型ソフトのデメリット

ここまででクラウド型介護ソフトのメリットを解説してきましたが、もちろんデメリットもあります。クラウド型介護ソフトのデメリットについては以下の3つが挙げられます。

  • 運用コストが継続的にかかる
  • 介護ソフト運営会社に依存してしまう
  • セキュリティ面のリスクが少なからずある

クラウド型介護ソフトは月額制のため毎月運用コストがかかります。費用は利用ユーザーやサービス内容によって変わりますが、利用している期間はコストがかかるので最終的に支払う金額はパッケージ型介護ソフトより高くなる可能性もあります。

また、コスト面以外にもクラウド型ソフトは介護ソフト運営会社に依存してしまう点がデメリットです。例えば、クラウド型ソフトはセキュリティやメンテナンスを業者が担いますが、業者の仕事が甘いと情報漏洩やサービス不良などが起こる可能性もあります。

万が一不良が起こった場合、解消されるまでサービスを利用できないことも考えられるため、クラウド型ソフトはサービス提供業者に依存しやすいです。もし不具合が発生した場合にどうするかを事業所内で確認しておくことが大事でしょう。

また、クラウド型ソフトはセキュリティ面のリスクも少なからずあります。クラウドはインターネット環境で利用するため、ハッキングやウイルス感染から情報漏洩するリスクもゼロではありません。

もちろん、ソフト提供業者もセキュリティ対策はしていますが、インターネット上のセキュリティに完璧ではないのでリスクがあることは理解しておいてください。
そういった面からある程度、実績のあるソフト会社のサービスを利用することが安心です。

また、クラウド型ソフトの場合は外出先からでもアクセス可能ですが、使い方次第では人為的なミスで情報漏洩するリスクもあります。ソフトそのもののセキュリティはもちろん、使う側であるスタッフもセキュリティ意識を高める必要があるでしょう。

パッケージ型介護ソフトのメリット・デメリット

パッケージ型介護ソフトはクラウド型とは違い、CD-ROMやソフト提供業者のホームページからパソコンにインストールして利用します。パッケージ型にはどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。

ここからは、パッケージ型介護ソフトのメリット・デメリットを解説します。

パッケージ型介護ソフトのメリット

パッケージ型介護ソフトは以前からある形式のソフトですが、介護事業所に導入することで以下の3つのメリットが挙げられます。

  • 長期コストが安い
  • 情報漏洩リスクが低い
  • インターネット環境がなくても使える

まず、パッケージ型介護ソフトは長期コストが安いです。初期費用を比較するとクラウド型はほとんどかかりませんが、パッケージ型は小規模事業所で数十万円、大規模事業所になると数百万以上かかることもあります。

ただ、パッケージ型は初期費用が高い分毎月の運用コストが少なく、かかるとしてもアップデート時に臨時費用がかかるくらいです。そのため、長期的に運用するのであれば最終的にはパッケージ型ソフトのコストが安くなりやすいです。

また、情報漏洩リスクの少なさも魅力
といえます。パッケージ型ソフトは事業所内のパソコンにインストールして利用するため自社環境でデータを管理できます。そのため、自社内のセキュリティ対策をしっかりしていれば情報漏洩のリスクは限りなく少ないです。

さらに、パッケージ型ソフトはインターネット環境がなくても利用できるため、災害時など万が一の事態でも利用できます。また、通信状況にかかわらず動作が安定しているので安定したインターネット環境が整えられない場合には便利です。

パッケージ型介護ソフトのデメリット

ここまでで、パッケージ型介護ソフトのメリットを解説しましたが、デメリットも理解しておく必要があります。パッケージ型のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • インストールやアップデートも自力で行う必要がある
  • データのバックアップや管理は事業所で行う必要がある
  • ソフトをインストールした端末でしか利用できない

まず、パッケージ型ソフトの場合はインストールやアップデートなどの作業を事業所で行わなければいけません。最近では遠隔でアップデートできるソフトもありますが、一般的には業者から提供されたCD-ROMを利用して自力でアップデートする必要があります。

また、システム上で保管しているデータのバックアップや管理も事業所で行う必要があるためその分の手間がかかります。特にデータの管理に関しては重要で、情報漏洩はもちろん災害時などの備えも必要です。

パッケージ型ソフトを導入するのであれば、運用方法の確認やデータのバックアップについては考えておく必要があるでしょう。さらに、パッケージ型ソフトはインストールした端末でしか使えないのも難点です。

介護スタッフは移動しながら仕事をすることが多いので、その場で端末に入力したい場面も多いですが、パッケージ型ソフトの場合はその端末にソフトがインストールされていないと使えません。

もし、広範囲でソフトを利用したいのであれば、クラウド型などを検討するのもおすすめです。

まとめ

介護事業所では日々たくさんの事務作業を行う必要があるので、効率化するためには介護ソフトの導入が必須です。今回ご紹介した通り、介護ソフトにはクラウド型とパッケージ型がありそれぞれ特徴があります。

介護事業所の規模にもよりますが小規模事業者や訪問介護など自由度の高い使い方がしたならクラウド型、安定した運用がしたい大規模事業者や最終的なコストを抑えたい方はパッケージ型ソフトがおすすめです。今回の記事を参考にしながら、ぜひ事業所に合った介護ソフトを選択してみてください。

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