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冬の訪問介護で気をつけることとは?事故を未然に防ぐポイントを解説

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冬の訪問介護は、気温が低いことで起こる事故があります。特に気をつけるべきなのは、入浴介助や着替えの時などで、ヘルパーの皆さんは事故を起こさないために、事前に対策を徹底する必要があります。

今回のコラムでは、冬の訪問介護で起こりがちな事故と注意するべきポイントを解説します。
具体的な事例も含めて、原因や対策を具体的に紹介していきますので、日々の業務の振り返りとしてぜひご活用ください。

冬に多発する介護現場のトラブル


寒い季節の訪問介護では、主に以下のようなトラブルが起こります。

動く意欲の低下

年齢を重ねると活動量が自然と減りますが、冬は寒さのせいで、行動量はさらに激減します。
外出や運動を避けるようになり、その結果、以下のような問題が起こりやすくなります。

  • 問題点
  • 筋力の低下、認知機能への悪影響

  • 引き起こされる影響
  • 動けなくなる症状や虚弱状態が進む、判断力が鈍りやる気が出なくなる 等

水分補給の拒否

冬は、トイレでの着脱時に寒さを感じるため、トイレに行く回数を減らしたいために水分補給を控える高齢者は少なくありません。
その結果、以下のような問題が起こりやすくなります。

  • 問題点
  • 気づかない脱水、排泄機能の低下

  • 引き起こされる影響
  • 血液が濃くなり脳や心臓の病気につながる、便秘の悪化、尿路感染症の発生 等

着替えや清拭の拒否

トイレ以外にも、着替えや入浴を避けたがる利用者が増えます。
こちらも、寒さを感じたくないという気持ちから起こる行動がほとんどです。

この状態が続くと、以下のような問題が発生します。

  • 問題点
  • 清潔が保てない

  • 引き起こされる影響
  • 免疫機能が低下し、皮膚トラブルや感染症が起こりやすくなる 等

体の変化を見逃さないことが重要


冬の訪問介護では、利用者の体の変化を見逃してはいけません。
次に紹介するのは、特に注意深く見守る必要があるポイントですので、ヘルパーは必ずチェックしておきましょう。

冬の脱水

冬場は夏と違い、喉の渇きを感じにくくなりますが、体からは知らないうちに水分が失われています。
特に、暖房で乾燥した室内では、呼吸や皮膚から毎日大量の水分が蒸発します。

以下の点から、脱水が起きていないかチェックするようにしましょう。





気分の落ち込み

日照時間が短くなると、脳内の幸せホルモンが減少します。
気分が沈みやすくなり、寒さで外出を控えることで孤立感が増します。

以下のような変化が起きていないか確認するようにしましょう。

  • 睡眠のリズムが乱れる
  • 些細なことでイライラする
  • 趣味や楽しみへの関心を失う
  • やる気が出ないという言葉が増える
  • 会話が減り、感情表現が乏しくなる

温度差による血圧の急変

たとえば、暖かい部屋から冷たい脱衣所へ移動すると、血管が収縮し、血圧が急上昇します。
その後、温かいお風呂に入ると血圧が急降下します。このような寒暖差が心臓や脳の血管に負担をかけ、重大な事故を引き起こします。

以下のような体のサインが出ていないか注意するようにしましょう。

  • 頻繁にあくびが出る
  • 話し方がおかしくなる
  • ふらつきやめまいを訴える
  • 頭や胸に痛み脳ってあや違和感がある
  • 顔の色が赤くなったり青白くなったりする


見落としがちな冬の住環境リスク


訪問介護は、利用者によって住環境が違うため、室内環境を整えるために以下のポイントを押さえるようにしましょう。

室内の温度・湿度

室温が高く乾燥している環境だと、ウイルスの活動が活発になります。そうなると粘膜が乾燥して、感染症にかかるリスクが大幅に上がってしまいます。
冬の湿度は、健康維持にも大切なので以下のポイントを押さえて湿度を保つようにしてみてください。

  • 適度な手洗い・うがいを促す
  • 洗濯物を室内に干す
  • 加湿器がある場合は、加湿器を活用する

各部屋の温度

日本の古い住宅は、居間や廊下、水回りの温度差が大きく変化します。室温の違いが血圧の急激な乱高下を招きます。
訪問の際に注視しておくべきことは以下の3点です。

  • 窓際に長時間いないか
  • 脱衣場と浴室の温度差が大きすぎないか
  • 室温計で各部屋の温度を測る
  • 脱衣所やトイレに暖房器具の有無

各部屋の室温調節をすることで、利用者の身体への負担を大幅に軽減できます。
手軽に行えるため、ぜひ取り入れてみてください。

暖房器具の使い方

利用者は温度感覚が鈍くなっており、足元に入れる湯たんぽで低温火傷を起こすこともあります。
ヘルパーが適切な使い方を心がけるように、以下のポイントに注意しましょう。

  • 電気毛布を一晩中使っていないか
  • 湯たんぽを直接肌に当てていないか
  • ストーブの周りに燃えやすいものがないか
  • 石油ストーブを使うときに換気をしているか

また、寒いことを理由に定期的な換気を嫌がる利用者もいます。
定期的に訪問しているヘルパーが、適宜チェックして換気してあげることで安全に使用できるので、訪問時は注視してみてください。

サービス別の実践的な冬対策


寒い時期は入浴拒否の強い方が増える傾向にあります。寒暖差を意識した取り組み方はヘルパーとして大切な取り組みの1つと言えます。 手順を以下にまとめたので活用してください。

入浴の手伝い方

  • 準備の手順
  • シャワーを高い位置から出して、浴室全体を入浴10分前から温めます。
    お湯の温度を適温に設定し、温度計で確認しながら行ってください。

  • 入浴中の注意点
  • シャワーは心臓から遠い足先や手先からお湯をかけて、入浴時間を短くします。
    声かけを行いながら、顔色や汗の状態、意識をよく観察します。

  • 入浴後のケア
  • すぐに水分を拭き取り体を温めます。短時間で着替えを済ませ、水分摂取も行いましょう。

体を拭く・着替える手伝い方

  • 環境の整え方
  • 暖房器具を事前に動かして、着替えをすぐ手の届く場所に用意します。

  • 体温を下げない工夫
  • 全身を一度に出さず、必要な部分だけを露出します。上半身から下半身へと段階的に拭き取りしましょう。

  • 保温性の高い衣類を活用
  • 吸湿発熱素材の肌着を活用します。そうして、薄手の服を重ね着して調整できるようにしましょう。

調理と食事の支援

  • 調理環境の温度管理
  • キッチンは日当たりが悪く、換気扇を使うとさらに寒くなります。
    小型の暖房器具を活用し、換気時間を短くしましょう。

  • 水分摂取を促す献立
  • 特に指定がない場合は、汁物を毎食提供します。水分摂取を意識しましょう。

  • 冬の食中毒予防
  • ノロウイルスなどのウイルスは秋から冬にかけて流行します。
    調理前後の手洗いの励行や食器の消毒、食材をよく加熱することを心がけましょう。

掃除と換気の方法

  • 効率的な換気の手順
  • 対角線上の窓を同時に開けて、暖房をつけたまま短時間で集中的に空気を入れ替えましょう。
    室温の低下を抑えながら、空気を入れ替えられます。

  • 暖房器具の確認
  • 火事予防のため、暖房器具やコンセントへの埃のチェックをして掃除するようにしましょう。

まとめ


冬は、利用者にとってリスクの多い季節ですが、ヘルパーの日常的な観察と気づきが利用者の安全な冬の実現に繋がります。
チーム全体で情報を共有し、組織として利用者を守る体制を作りましょう。

Care-wing(ケアウイング)なら、リアルタイムで利用者に関する記録を写真付きで残せるため、詳細に情報共有ができます。
日頃から事故防止の対策を検討できる体制が作れるため、事業所内での情報連携にも役立ちます。

チーム内の情報共有や業務効率化に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。



【ライター】〈介護×終活ライター〉かきざき
執筆実績は300記事以上。
介護歴14年の現役介護士が、介護と終活の記事を、わかりやすく執筆します。
〈得意な執筆ジャンル〉介護、終活、遺品整理、葬式、リユース
〈保有資格〉介護福祉士、終活ガイド1級
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