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遠隔診療とは?メリットと課題について

2021/04/06

遠隔診療とは「オンライン診療」ともいわれている新しい診療方法です。現代はIT技術の目まぐるしい発達により、生活をより豊かにするためのICT機器やソフトウエアが充実してきました。

2020年3月には5G(第5世代移動通信システム)が商用サービスを開始したことで、遠隔診療は今後もますます発展していくだろうといわれています。

たとえば、遠隔でも聴診することができたり、まるで対面しているかのような臨場感を持つことができたりなど。これまで対面診療で行っていたことが当たり前のように遠隔で行える時代がやってくると期待されています。

今回は医療機関や患者からの関心が高まっている遠隔診療についてご紹介します。


【目次】
遠隔診療のメリット
遠隔診療の課題
遠隔診療の今後に期待





遠隔診療のメリット

遠隔診療を取り入れることによって何ができるようになり、どのようなメリットが得られるのでしょうか。遠隔診療のメリットについてご紹介します。



移動することなく診察を行うことができる

従来の診察というと、患者が病院に出向くか、医師が患者の家に出向くという方法しかありませんでした。

しかし、年齢や身体の状態、家と病院の距離など関係で、容易に診察のための移動ができないケースもあります。遠隔診療であれば、移動が困難な場合でもIT機器やシステムを通じて診察を行うことができるため、体力や時間に余裕が生まれます。



手軽で継続的な治療につながる

通院する場合、受付してから診察までの待ち時間や、診察から会計までの待ち時間など、多くの時間を要することが一般的でした。予約ができる病院であっても、受付から会計、処方せんの受け取りまでを短時間で完了することは、なかなか難しい病院が多いです。

そのため、仕事やプライベートの都合などで時間がとれずに治療を中断してしまう方がいることも珍しいことではありません。遠隔診療は移動の手間を省くとともに、診察や会計にかかる待ち時間を省略させることも可能になります。

時間の制限が少ないことからストレスを感じずに診察や治療を受けることができるため、継続的な治療につながることが期待されています。継続的な治療は、医師としても診察後の症状の変化について確認がしやすく、治療の効果を追跡できるメリットがあります。



医師不足の問題を解消できる

日本では年間数千人という単位で医師が増えているものの、医師不足の問題も起こっていることをご存知でしょうか。その原因には医師が特定の診療科に偏在し、都市部に集中していることが挙げられています。

遠隔診療では、医師と医師をつなぐシステムも構築されているため、診察をする医師が専門外の診察をした場合でも、専門医に診断を促すことが可能になります。

患者は「専門医がいないから」という理由で別の病院に出向く必要もなく、効率的に診察を受けることができます。



不要な入院を減らすことができる

日本は少子高齢社会でも、医療や介護を必要としている人へ適した医療や介護を受けられるようにする取り組みが行われています。その取り組みの1つが在宅での医療や介護の充実です。

在宅でも医療や介護を行えるテクノロジーを導入することにより、医療機関の圧迫を防ぐことができると期待されています。また、遠隔診療は効率的に診察ができるようになるため、医師が対応できる患者の人数を増やすことが可能になることも大きなメリットの1つです。



感染防止につながる

ウィルスは咳やくしゃみによる飛沫感染や、接触感染などで感染します。怪我や病気の時の身体は感染リスクが高まっている状態であり、ウィルスは目に見えないので、院内で感染が広がってしまうことも十分にあり得ることです。

患者同士や病院関係者と接触をせずに行える遠隔診療は感染予防になるため、感染リスクをおさえて診察できるメリットがあります。





遠隔診療の課題

高速通信の実現によって今後はより遠隔診療でできることが広がり、診察だけではなく治療も行えるようになるだろうといわれています。実際、遠隔診療や治療を現実にするための実証実験が行われ、注目を集めています。

今後もより多くのメリットが期待できる遠隔診療ですが、遠隔診療はまだ始まったばかり。そのため、課題もあることが現状です。

ここからは遠隔診療の抱えている課題についてご紹介します。



処置や検査は遠隔では不可能

腹痛や頭痛、呼吸器疾患など、レントゲンや呼吸機能検査が必要な場合は遠隔診療で十分な検査や診断ができません。

また、切開などの処置が必要な傷の場合においても遠隔診療で処置を行うことも不可能です。このような検査や処置が必要なケースは、遠隔診療と対面診察を組み合わせるようにして行うなどの工夫が必要です。



正確な鑑別ができない

風邪症状に似た症状であっても肺炎の可能性もあれば、インフルエンザの可能性もあります。医師はあらゆる可能性を含め、診察の際にさまざまな身体の症状を確認することが一般的な診察方法です。

しかし、現代の遠隔診療技術では喉奥をチェックしたり、瞳孔を確認したりなど身体の状態を目視することができません。身体の細部まで目視や検査ができないために正確な鑑別ができないことが課題となっています。



緊急性の高い疾患には遠隔診療ができない

移動の手間がない遠隔診療ですが、緊急性の高い疾患は遠隔診療での処置ができません。現在の遠隔診療では、継続的な治療の診察や軽度の咳、鼻づまり、湿疹など、軽度な症状の場合に限ります。



エビデンスが積みあがっていない

医療業界には実験や調査などの研究から得られた科学的根拠“エビデンス”が重要視されています。このエビデンスという根拠や証拠があるおかげで医師は自信を持って診察や治療ができています。

しかし、遠隔診療は近年注目され始めた診察方法であり、症例数が限られています。そのため、安全性の高い診察を行うにはいまだ限界があることが現状です。



ITリテラシーが伴っていない

IT技術が進歩したことで遠隔診療ができる機器やシステムが開発されました。しかし、遠隔診療を行うにはIT機器やシステムをそろえ、インターネット環境を整備し、使い方を熟知する必要があります。

患者側も医師側もそれぞれで遠隔診療を行える環境を整える必要があり、遠隔診療を推進するには双方のITリテラシーが必要になります。導入するにも、使いこなすにもそれなりにITリテラシーが必要です。



コミュニケーションが難しい

対面診察の場合には、耳が聞こえづらい高齢者に対して声量を調整して理解できるように伝えることができますが、遠隔診療の場合は機器の音量で調整をしなければなりません。

そのため、対面のように意思の疎通を図ることが難しいケースもあります。

また、診察内容によっては、オンライン通話よりも写真の方が患部の状態が適切に理解できたり、動画の方が状態がわかりやすかったりと、ツールの選択も重要になります。

対面と比べてコミュニケーションがとりづらいという点も遠隔診療の課題の1つです。



遠隔診療の今後に期待

遠隔診療は多くのメリットがある一方で診察内容には限界があり、課題もあります。しかし、これからはモノや人をインターネットでつなぐIoTの時代。現在は診断だけではなく、治療も行える遠隔診療を目指してさまざまな開発が行われています。

そのため、今後は診察を充実させるだけでなく治療の分野においても対応できるような遠隔診療になることが期待されており、来院や入院のように在宅で医療を行う遠隔診療が一般的になると予想されています。



遠隔診療の今後はさらに注目度の高い存在になり、一般的な診察のかたちになっていきそうです。

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