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コラム

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AIがケアプランを作成?現場の時間をどれだけ減らせるか

2021/03/24

最近ではAI(人工知能)の技術を活用する場面が増えていますが、介護事業所でもAIの活用が検討されつつあります。そのなかには、介護事業所では負担となっていたケアプラン作成にAIを活用する取り組みもあります。

そこでこの記事では、ケアプラン作成の実態を説明したうえで、AIを活用してケアプランを作成するメリットを実証実験の結果も参考に解説します。介護事業所の業務負担を軽減したい方や、AIの活用を進めていきたい方はぜひ、参考にしてみてください。



【目次】
介護事業所でのケアプラン作成の負担は大きい
AIを活用してケアプランを作成するメリット
AIを活用したケアプラン作成の実証実験
まとめ






介護事業所でのケアプラン作成の負担は大きい

AIを活用したケアプラン作成について知る前に、まずはケアプラン作成の現状を確認しておきましょう。

現状では、介護事業所でのケアプラン作成に関する現場への負担は大きいです。ケアプランとは介護サービスを実施するための計画書で、以下のような手順で決定します。


ケアマネージャーと利用者・家族の面談
ケアマネージャーがケアプランの原案を作成
利用者・家族が原案を確認
最終確認として事業所で会議に通す
サービスの実施


利用者の介護用度や体調、要望などを配慮しながら適切なケアプランを作成しなければいけないため、検討時間も多くかかります。

また「一度作成したら終わり」ということではなく、利用者の健康状態などによって提供するサービスを再検討する必要性があるため、常にケアプランの見直しが行われます。そのために、ケアプラン作成にかける時間は多く、これが現場スタッフの負担となっている課題があります。





AIを活用してケアプランを作成するメリット

そういった「ケアプラン作成の負担をどう解消していくか」という課題を解決するためにAI活用が注目されていますが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。ここからは、AIを活用してケアプランを作成するメリットを解説します。


ケアプラン作成の負担軽減

AIを活用してケアプランを作成することで、ケアマネージャーの作業負担を軽減できます。今までは、ケアマネージャーがデータを分析して個人に合わせたプランを作成していたため、原案が完成するまで時間がかかっていました。

その点、AIを活用したケアプラン作成では、利用者の要介護情報などを入力するだけで自動的におすすめプランを提案してくれます。最終的にケアマネージャーがチェックし判断する必要はありますが、基礎となる案を作成できるため負担は軽減できます。



利用者に適したケアプラン作成につながる

AIを活用することで、利用者に適したケアプラン作成につながります。AIを活用したケアプラン作成サービスでは、利用者の情報と条件が似ている過去のデータを活用したり、利用者の情報を分析したりすることで最適なプランを提案してくれます。

ケアマネージャーが自分で分析した場合、時間的な制限からすべてを分析しきることは難しいです。その点、AIは大量のデータを短時間で分析可能なため、より利用者に合ったプランを検討できます。



面談時の説明がしやすくなる

AIを活用してケアプランを作成することで、面談時の説明がしやすくなります。ケアプランを作成する際には、利用者やその家族にケアプランを確認してもらう過程があります。

ケアマネージャーが作成したケアプランを見ながら説明をするだけでなく、AIの分析データを提示して解説することで説得力を持たせることが可能です。

AIは利用者の状況と似た事例の過去データや利用者の情報を分析して資料化してくれるので、うまく活用することで分かりやすく説明しやすくなります。





AIを活用したケアプラン作成の実証実験

AIを活用したケアプラン作成は実証実験が開始されており、実験結果も発表されています。ここでは、NTTデータ経営研究所が実施した実証実験の報告書をもとに、調査結果とそこから分かる今後の展望を解説していきます。


実証実験から分かった調査結果
NTTデータ経営研究所の実証実験「AIを活用したケアプラン作成支援の実用化に向けた調査研究」によると、文章のサポートやデータから導き出した将来予測などのサポートによってケアプラン作成時間の短縮と負担軽減効果があったと結論づけられています。

また、ケアマネージャーが今まで分からなかった新しい視点を得ることができ、利用者へのプラン説明時には納得感が向上したという結果が出ています。

同じ環境・担当者がケアプランを作成している関係上、考え方に変化を与えるのは簡単ではありません。AIを活用して異なる意見を入手することで、より良いケアプラン作成につながる可能性が期待されています。



調査結果から分かる今後の展望
実証実験から分かる今後の展望として、報告書では試行錯誤は必要だがケアマネージャーの作業負担軽減に寄与することに対する期待が示されました。

実証実験では、AIがケアプラン作成業務をサポートすることで一定の業務効率アップと、ケアマネージャーの考え方に良い変化があることが分かりましたが、それと同時にケアマネージャーの考え方の大切さも浮き彫りになっています。

AIを活用すればケアプラン作成が楽になりますが、あくまでサポートであってAIに頼りすぎるのは良くありません。報告書では、今後はAIの活用方法やサービスを利用するスタッフの教育などを試行錯誤していき、ケアマネージャーの生産性向上と介護サービスの向上に期待したいと締めくくられています。

参考)2020年3月株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
「令和元年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 AIを活用したケアプラン作成支援の実用化に向けた調査研究 報告書」
https://www.nttdata-strategy.com/

まとめ

介護事業所では、ケアマネージャーが利用者に合わせてケアプランを作成していますが、情報を照らし合わせながら最適なプランを組むのは簡単ではありません。

AIをうまく活用することでケアプランの作成がしやすくなり、他の介護サービスに充てる時間を確保できます。AIを活用したケアプラン作成は今のところ普及しているとはいえませんが、期待できる活用法ではあるので今後の動向には注目してみてください。


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