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介護現場の生産性向上のためにできること
働き方改革の波
2019年4月働き方改革関連法案の一部が施行されました。深刻な人手不足に悩む介護業界においても働き方改革の必要性は例外ではありません。
中小企業の多い介護事業所においても取り組まなければならないことが多数あります。
そんな働き方改革の目的には、「人手不足の解消」や「生産性の向上」といったものが盛り込まれています。まさに、介護業界にとっても、これらは、差し迫った大きな課題ではないでしょうか。
なぜなら、介護現場でも、求人を出しても人が集まらない、抜けた人員を補充できない、といった人手不足の声はよく聞かれます。また、介護業界全体がアナログな手法で業務が行われていますので、まだまだ生産性の高い業界であるとはいえないからです。
IT化を阻む高齢化
生産性の向上にはIT化が鍵となります。政府は生産性向上のためにITを取り入れる事業者に対して補助金を出す(IT導入補助金)ことなどを行ってきましたが、まだまだITの普及は他業界に比べて進んでいません。
その要因の一つに介護業界で働く方々の年齢があります。介護業界全体の平均年齢は 47.7歳、訪問介護員に限っていえば54.3歳(参照:介護労働安定センター「平成30年度 介護労働実態調査結果について」)と 非常に高齢化が進んでいることがわかります。
高齢の職員が多いためITの活用に躊躇している事業所が多いのです。
現場に優しいITツールを
世の中のITツールには、生産性の向上や業務効率化の期待ができるものも多数ありますが、介護現場が生産性を高めるためには、現場が使いこなせるITを導入することが最も重要です。
IT化は、あくまでも目的ではなく手段であるため、現場が使って初めて意味があります。
われわれは現在、訪問介護・看護事業者様向けシステムCare-wing 介護の翼を約10年に渡って現場の使いやすさに徹底してこだわり、開発を続けています。
現在全国で1,500を超える訪問介護・看護事業所様にご導入いただき、ユーザー様からの要望に応え改善を続けております。
最高齢では83歳のヘルパーさんが日々弊社のシステムをご利用いただいています。
つまり、生産性を向上させるためには現場にあったITの導入が不可欠です。