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【介護保険最新情報 Vol. 1410】ぴったりサービスにおける標準様式の新規追加について

厚生労働省は、各都道府県および市区町村の介護保険担当課宛てに「介護保険最新情報 Vol. 1410」を事務連絡として発表しました。
この発表は、国が運営するマイナポータルの機能の一つである「ぴったりサービス (介護保険)」に標準様式が新規追加されたことを知らせるものです。
追加された手続き
今回追加された標準様式は、「介護保険サービスの種類の指定の変更の申請」です。
この様式は、令和7年7月29日に追加され、翌日の7月30日より利用が可能となっています。
今後のオンライン化の予定
「規制改革実施計画」(令和4年6月7日閣議決定)では、約12,000種類の手続きを令和7年末までにオンライン化する方針が決定しました。 介護保険関連の手続きについても、5つの手続きが令和7年末までにオンライン化される予定です。また、今回の追加に加えて以下の4つの手続きについても準備が整い次第、標準様式が追加される予定です。
- 介護保険資格取得・異動・喪失の届出
- 介護保険住所地特例適用・異動・喪失の届出
- 被保険者証の交付申請
- 支払い方法変更及び支払い一時差止等措置に係る終了申請
これらの詳細については、追って連絡するとされています。
背景情報と今後の影響について
背景
この動きは、政府が推し進めるデジタル化の一環として、行政手続きのオンライン化を加速させるためのものです。特に、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降、非接触での手続きが求められるようになり、オンライン化の重要性が高まりました。 介護保険サービスは多くの高齢者やその家族が利用するため、手続きの簡素化は長年の課題でした。
今後の影響
今回の標準様式追加は、介護保険サービスの事業者が手続きをオンラインで行えるようになるため、事務負担の軽減につながることが期待されます。特に、紙での申請や窓口での手続きにかかっていた時間や労力が削減されることで、より効率的な事業運営が可能になるでしょう。
また、今後予定されている他の4つの手続きがオンライン化されれば、被保険者やその家族にとっても利便性が向上し、申請漏れや手続きの遅延リスクを減らす効果も期待できます。 これにより、介護保険制度全体の円滑な運営に貢献すると考えられます。